乙姫.迷宮Smile 2~あん 作~

乙姫.迷宮Smile 2~あん 作~

今日はほんっとに
クタクタだ、、、

早くに起きて海岸でのゴミ拾い、、、
それからすぐに登校して
放課後はいつも通り部活

部活のあとは、、、
顧問がまたまた部室に現れて
「諸君!海で清められたその美しき精神が濁らぬうちにーーー!!はい!みんなで仲良く部室の大清掃だ!」と言い
みんなに白目を剥かせた、、、(苦)

で、クタクタ。ってワケ
帰宅すると
母さんはまだ帰ってなかった、、、

うちは母子家庭で母さんはフルタイムで働いている、、、帰宅が俺より遅いことはよくある、、、

時計をチラリと見ると
もうすぐ8時をまわるところだ

まぁ、母さんももうじき帰ってくるだろう、、、

腹減った、、、
いつもだったら適当になんか作ったり買ってきたりして食っちまうか

母さんの帰りを待って、遅めの夕飯になるか、、、だが、、、

今日は疲れてて
なんか作る気にも買いに出る気もしない、、、

ゴロゴロとベッドの上でボンヤリしていた、、、
そんな時だ、、、

ガラっと突然部屋の窓が開いた
、、、そして、、、
!!!!!!

「こんばんはーーーおっ邪魔しまーーす」
と女の子が入ってきた

ーーーー!!!!!

「え!?な、なに?、、、あ、あんた!!」

そう、突然の侵入者は
今朝、海岸の岩場で会った、あのツインテール!

ツインテールの女の子は
ふふんっと笑みを浮かべて慌てる俺を見て言った

「突然ですが!ご恩返しにきました!」

「は?」

もう、びっくりだし、なにがなんだかさっぱり
わかんない!!
、、、ご恩返しって?
、、、!!、、、そ、それよか、この子、窓から入ってきたよな!!
ここマンションの5階だぜ!!
ど、どうやって!?

いろんな考えが頭の中を駆け巡っていた

ツインテール「さっそくですが!ご恩返しはじめてよろしいでしょうかぁ?」

俺「へ、変質者か!!なんなんだ一体!」

その言葉を聞くなり
ツインテールはものすごく悲しそうな表情をつくった

ツインテール「変質者とは、、、心外な、、、ひどい、、」

女の子が泣きそうに俯いて言うのを見て、俺は焦った

俺「あ、、、いや、悪かった、、、え?なんで謝らなきゃなんねーんだよ!!いや、だけど、びっくりするだろうが!!お前は一体なんなんだ!」

もう、ほんと、ワケわからねーパニックになりそ、、、

すると、、、
ツインテールはやや口調を正してこう言った

ツインテール「そうですよね少し事を急ぎすぎました!失礼!わたくし、今朝、あなたに助けていただいたカメです!あなたの優しいお心に感謝の意を表したく、こうしてご恩返しに参上いたしました」
深々、、、お辞儀、、、

ツインテール「これで、わたしが何者かお分かりいただけましたよねっ!」ニッコリ。

、、、カメ?
、、今朝、助けた?

俺「分かるかぁーーーーっっ((怒))」
 
余計謎がふかまったわっ
怒。怒。

ツインテール「まぁまぁ、落ち着きましょうよ、、、えと、あなた、お名前は?」

俺「お前さ、、、恩返しとか言っといて俺の名前も知らねえの?つくづく怪しいわ、、、」

ツインテール「あはは、、、笑、、、ごめんなさいー調べとくの忘れちゃいまして」

名乗らねえ、、、名乗ったら、余計になんかおかしいことになりそうな気がする。

俺が黙っているとツインテールは、机の上のノートに目をやり

「山野、、、し?、、、あ、すみません、ちょっと珍しいお名前なんで、、、これ?なんて、お読みすればよろしいでしょうかぁ?」

俺「しまたろうだよ!!、、、あ、、、」
しまった、、、いつもイジられている癖が出て
つい名乗っちまった。。。

ツインテールが少し驚いたように目を見開いた

俺「、、、なんだよ、俺の名前は驚くほどにおもしれぇんか?」

ツインテール「いえいえーまっさかー!
しまたろう様!素敵なお名前ですよ!すごくいい名前だと感じました!!
きっと流行りのキラキラネームというものですよねーー」 

俺「お前、完全、おちょくってんだろ、、、どこがキラキラネームなんだよ」

キラキラもしてねーし
流行りにものってねー
ただ変わった母親がつけた、、、変わった名前だ。。。くそっ。(苦)
、、、、、
って、、、いま、そんなん、どうでもよかったわ、、、

俺「お前、とりあえず、なんなんだ、きちんと説明しろ!」

ありったけの冷静をかき集めて俺はツインテールにそう言った。

ツインテールは
「じゃ、ちょっと、座らせていただいて、、、」と、部屋に腰をおろした

俺は立ったままで、ツインテールのその女を
ジッと見下ろしていた。

つづく>>>




乙姫.迷宮Smile 1~あん 作~


(作者の立ち話)
海にまつわる話しを書いてみたかったのです、、、海にむしょうに行きたくなることがありますが、、、
わたし、日焼けにものすごく弱くて
焼くと真っ赤になります。
熱が出てくることもあるんで
海は特に注意していて、、、
もう何年も行ってません
でも、ちょっと、遠目からでも見に行ってみよーかなーと、物語書きながら思ったりしています。

作者 あん